この"カニ-スタイル"と呼ばれる技法とは、機を織る際に緯糸を経糸の間にくぐらせるために使われる道具を杼（シャトル）と呼びますが、このシャトルの代りにカニ(Kani)と呼ばれる独特な小さな木製スティックを使って緯糸をくぐらせていきます。多色使いの複雑な紋様では、それぞれの色の糸ごとに50個のカニを使って織り上げていくこともあります。15世紀後半、ムガール帝国の時代には王侯貴族への贈答品として活用し、インドやヨーロッパの上流階級の人々に重宝されました。ナポレオンが遠征から持ち帰ったカシミールショールが広まり、フランス文化の影響を受け、洗練された色柄と品質に到達しました。

そして今回入荷したのがこちらのとても綺麗なカシミールＷＯＯＬストール。（KANI work)

日本では見かける事のない少しオレンジが入った様な綺麗な赤がベースに多色の糸が丁寧に織られ、柄になり、とても高貴で優雅な印象を与えます。

伝統的なデザイン、そして裾に入る優しい立て縞が違和感なくそこにあり、ここぞと言う時の１枚になる事は間違いない。

軽く、温かく、本当に長く持って貰えるショール。

お薦めです。


カシミールWOOL


サイズ：212cm ＊ 78cm





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