北インド、パキスタンとの国境近くのカシミール地方。
大自然がまだまだ残る地域。冬は雪が降り、とてつもなく寒くなります。
沢山の大きな山々に囲まれた辺境であり、自然の恵みが残る土地に生息する山羊の毛からなるショールで有名ですが。
カシミアとはカシミール地方から来ているとの由来もあるぐらい。
そんな高山に生息する山羊は、寒さから身を守るため、強くたくましい毛をしています。
そして、いろんな部分の毛質は違い、柔らかな内側の部分の毛を使って編まれたカシミールウール。
パシュミナとは違い少し強めで温かいウール。言葉で例えるともっちり、しっかり、と言った感じ。
こちらは真っ黒なウールに手刺繍がランダムに施されたもの。優しいピンクやグリーンの刺繍糸が全体的なイメージを柔和にします。
裾の処理の仕方が特徴的で、わざと向こうが透けるようになっていて、その部分がかなり印象的な1枚。
体温や洗うことで空気を含み、今は薄手ですが、どんどん自分の育て方で大きく柔らかくなっていきます。
その部分もかなり楽しい過程!
一時的に流行があった年代もありましたが、長年にわたり、伝統的に織られてきたものはなくなることなく技術を継承して、新たに生まれ変わります。
そして、温かさは変化しません。
長い目で見た1枚になりそうです。
サイズ;2m(内、透けてるフリンジ部分6cm)、幅69cm
カシミールウール100
お洗濯は基本ドライでお願いします(*水洗い押し新井も出来ます)
インド製